神大 受験生応援板

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はなまる 2年生 文系 文学部 大学入学共通テスト

【質問内容】

わたしは今進研模試ですら偏差値60くらいしかありません。だからこの冬がとても大事だと思います。そこで、質問なんですがこのくらいの時期からどのような勉強法、参考書などを使って勉強していたのか教科ごとにできるだけ詳しく教えて頂きたいです。また、下克上を体験した方などいたらお話おききしたいです。

【回答者】

きょん

 

【回答】

はなまるさん、ご質問ありがとうございます。文学部一回生のきょんです!

 

私は2年生の間は授業内容をしっかり身につけることを意識していました。教科で言うと国数英の勉強が中心でした。3年生になると外部模試の数も増え、地歴にも力を入れていくことになり、国数英にしっかり時間を割くことができなくなることもあるので、この時期にしっかり国数英に取り組んでいたことは良かったのではないか、と受験を終えた今も思っています。しかし、私は学校で外部模試の他に実力テストという範囲指定が広めで定期考査より少し難しいテストがあり、この時期から地歴と理科基礎もテスト範囲に含まれていたので、世界史だけはこの機会を利用して前に習った範囲の復習をしていました。地理と理科基礎についてはこの時期に勉強する余裕がなくて、当時の私はほとんど手をつけられていませんでした。そこで、まずは国数英のそれぞれについてどんな勉強をしていたか、使っていた教材と共に説明し、最後に世界史とその他の教科について少し触れさせていただきます。

 

<国語>

現代文 

授業での学習が中心でした。学校で配布された教材として100字要約があり、余裕があるときはこれに取り組んでいました。現代文においては、求められている内容と解答の形を意識することが大事だと学校で習ったので、私はこの二つを意識していました。

求められている内容が書けているかは、模範解答と自分の解答を見比べて見直しをすることで確認していました。解答の形とは、例えば現代文の問題で「Aとはどういうことか。」という問題があれば、自分の解答は「Aとは〜ということだ。」の形で書けているかということや、「Bとあるが、これはなぜか。」という問いに対し「Bは(〇〇なので)〜といえるから。」と答えられているかといった模範解答でよくある回答の書き方のことです。現代文の多くの問題では「Aとはどういうことか。」や「Aとあるが、これはなぜか。」というような記述を求められているので、まずはこの形を意識して回答を作るようにしていました。もともと私は現代文が苦手だったのですが、このことを意識するようになってから、少しずつスムーズに回答を書けるようになりました。

 

古典

授業や定期考査に向けて出る課題を中心に学習していました。課題を通して文法を丁寧に確認するように意識していました。古文単語や漢文の句形は、共通テストにおいても重要な得点源となるので、この時期からしっかり取り組んでおくと強みになるのではないかと個人的に思います。私は3年生の初め頃に自分は思ったよりも古文単語や漢文の句形が身についていないことに焦りました。3年生になると古文単語に時間を割くことはかなり難しいので、今のうちから少しずつ頭に入れていくと良いのではないかと思います。

 

使っていた教材

駿台文庫「現代文100字要約ドリル 基礎編、標準編」/第一学習社「完全マスター古典文法」/いいずな書店「古文単語330」



<数学>

数学は基本的な問題を確実に解けるようにしていました。学校で目安として言われていたのが、青チャートのコンパス3つくらいまでを確実に解けるようにするということだったので、これを基準に苦手な分野中心に学習していました。この時期から私の学校では文系数学は演習に入り、基本問題から復習していく授業になったので授業で取り組んだ問題でわからないものは先生に質問したり、チャートで類題を解いたりしていました。個人的には文系数学では、他の人も解ける問題で落とさないようにすることが大切だと感じていたので、基本的な問題から確実に解けるようにすることが良いのではないかと思います。参考書については、私の学校では元々青チャートが配布されたので私はそれを主に利用していましたが、基本問題や標準問題が載っているような問題集であればなんでも良いと思います。

 

使っていた教材

数研出版・青チャート数I+A、数Ⅱ+B/数研出版メジアン数学演習Ⅰ・Ⅱ・A・B」(授業で使っていました。)

 

<英語>

文法中心の授業と長文問題中心の授業に分かれていたので、授業の予習と授業内での予習内容の復習が中心でした。文法は繰り返し問題を解いて完璧になるまで取り組んでいました。わからない部分があれば、文法の参考書に立ち返り確認していました。長文は構文を意識しながら初めて読むときにはスピードも意識しながら読むようにしていました。英単語に関しては、受験の最後まで重要になるので今のうちからどんどん取り組んで語彙を増やすと大きな強みになるのではないかと思います。私はテスト範囲として課せられていた部分ばかりを意識して、少し経ったら忘れてしまうということがたくさんあったので、英単語はコツコツ繰り返し取り組むことが大切かと思います。英作文に関しては、日本語をそのまま英語にしようとしても自分の力だけで書くことは難しいし、意味もうまく伝わらないので、日本語の文を英語の文にしやすいように訳した上で英作文を書くということが大切かと思います。日本語の文をわかりやすく置き換える方法については、授業で先生がおっしゃったことを参考にしたり、教材の中の例文を何も見なくても書けるようになるまで繰り返し書いたりして身につけるようにしていました。

 

使っていた教材

数研出版「基礎からの新々総合英語」/いいずな書店「vintage」/講談社「ドラゴン・イングリッシュ基本英文100」/桐原書店「データベース4500」/駿台文庫「システム英単語」(この教材のみ自分で購入しました)



<世界史>

テスト範囲に含まれた内容を、まず流れを理解した上でノートにまとめ、最後に教科書を読むという勉強方法をしていました。私は、初めから教科書を読んでも頭に入ってこないことが多かったので、参考書を購入して大まかな流れを把握した上で細かい内容を頭に入れていくようにしました。私はノートにまとめる方法が1番覚えやすかったのでこの方法を利用していました。覚え方については人それぞれだと思うので、はなまるさんにあった覚え方で良いと思います。自分で購入した教材以外は学校で配られた資料集、教科書と授業プリントを使っていました。私は受験生になってからもこの方法を続けていました。

 

使っていた教材

SBクリエイティブ山崎圭一著「一度読んだら絶対に忘れない世界史の教科書」

 

<その他>

〜地理〜

授業内容の復習が中心でした。授業中は地図帳を常に開いてポイントを付箋に書いて貼ったり、マーカーを引いたりして地図帳にとにかく書き込み、復習として、白地図に授業で習ったことを書き込んでいく勉強方法が中心でした。使っていた教材も学校で配布された資料集と地図帳、そして授業プリントだけで参考書は特に購入しませんでした。外部模試で間違った問題を友達と一緒に見直しして、わからなかったものは先生に質問しに行きました。私は地理があまり得意ではなかったのですが、友達と一緒に見直しすると、問題を解くときの考え方を知ることができるのでとても助けられました。地理は暗記の部分もありますが、解き方のポイントを抑える事も大事だと先生に言われたので、わからない問題はすぐに先生に質問に行っていました。世界史と同様、受験生になってからもこの方法を続けていました。

 

使っていた教材

東京法令出版「地理の整理と演習」

 

〜理科基礎(選択:生物基礎、地学基礎)〜

理科基礎については、本格的に勉強を始めたのは3年生の夏休みごろでした。授業ペースは学校によって違うと思いますが、私は地学基礎に関しては1年生の頃に習ったものの続きを3年生で取り組んでいたので、授業内容は早いうちに頭に入れるようにしていました。理科基礎は同じような問題が繰り返し出されるので、外部模試で間違えた問題を徹底的に見直し、次に出たときに間違えないように復習に力を入れていました。教材については教科書と学校で配布された問題集のみを使用していました。

 

使っていた教材

数研出版「リードα生物基礎」/啓林館「センサー地学基礎」/実教出版「ベストフィット地学基礎」



長くなってしまいましたが、私が2年生のこの時期にしていた勉強について述べさせていただきました。ここで挙げさせていただいたものはあくまで私の一例ですが、何かご参考になるものがあれば幸いです。

はなまるさんは現在2年生ということで、受験が近づくと現状を不安に思う事もあるかもしれませんが、今はネガティブになりすぎず、できることから少しずつ受験へむけての勉強を始めていただければ良いのではないかと私は思います。改めまして、今回はご質問ありがとうございました。頑張ってください!応援しています!!