神大 受験生応援板

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シマエナ 2年生 理系 医学部,保健学科 大学入試共通テスト、二次試験

【質問内容】

理学療法学科を志望しているのですが、各教科共通テスト、二時試験においてどんな参考書等を使っていましたか?また実際に試験を受けての手応えも教えて欲しいです。

【回答】

・共通テスト対策(共通テスト1年目)

国語:現代文はセンター試験の赤本を解いていました. 古文、漢文も現代文と同様センター試験の赤本を解いていましたがどちらも基本的な文法を重点的に勉強していました.いずれも学校で配布された文法書を使って勉強していました.自分は国語が非常に苦手であったため、力を入れすぎず、入れなさすぎない程度に勉強し、他で挽回しようと考えていました.受けた手応えとしては古文が難しくとにかく時間がなく5割程度しかないかなと思っていました.実際本番では6割程度でした.

 

数学:他の教科に比べ得意な科目であったため参考書等は使っておらず、学校で配布されるプリントや演習問題、模試の復習を重点的に行なっていました.ⅠAについてはセンター試験と大きく変わっているように感じたため学校で配布された予想問題や模試を解いていました.一方ⅡBについては大きく変わっているようには感じなかったためセンター試験の過去問、模試を解いていました.特に理系の場合は数学は点を取っておきたい科目だと思うので、小さなミスを無くすために間違えた問題をまとめたりするのではなく、どんなミスをしたのかをまとめ(問題を読み間違えた、積分の計算間違えた等)試験の前に見直していました.受けた手応えとしてはそんなに大きく変わったとは感じず難易度としてはセンター試験と同じが少し難しい程度だと感じました.本番はどちらも8〜9割程度で手応え通りでした.

 

英語:とにかく速読の練習をしていたため学校で配布されたプリントや模試を使って音読を繰り返していました.リスニングも同様の勉強法でした.共通テストについてはやはり英単語だと思いますが自分は学校で配布されていたシステム英単語を使っていました.基本的に一冊で問題ないと思います.後は演習問題を通して知らない単語を減らしていけば大丈夫だと思います.受けた手応えは傾向が予想問題と大きく変わり難易度は予想問題より少し難しいと感じました.本番は7〜8割程度で手応え通りでした.

 

化学:他の科目と同様、過去問、模試がほとんどです.また、二次試験で化学を受験しようと思っていたため、重要問題集やセミナーを何周も行い基礎と応用力を身につけていました.理論分野に関しては過去問、重要問題周、セミナーで十分でした.無機分野についてはいくらやっても知らないことが出てくるため教科書の内容を一通り勉強した後、過去問で知らないものが出てくるたび覚えるようにしていました.有機分野については苦手だったため鎌田の有機化学を使っていましたが、実際ほとんどは理論分野と同じ勉強をしわからない所があれば参考にする程度でした.受けた手応えとしては化学の手応えが非常に悪く(どの分野も)点数もその手応え通りでした、本番は得点調整があり7〜8割程度でした.

 

物理:他の科目と同様、過去問、模試が多く、学校で配布された予想問題も多く解いていました.物理は理系科目の中では苦手であったためセミナーを何周もしていました.唯一使っていた参考書は物理のエッセンスを使っていましたが、人によって好みがだいぶ分かれるように感じたため一度手に取って確認してみてください.物理はもともと苦手なことから手応えもあまり良くありませんでしたが、取れる問題を確実に取ろうとした覚えがあります.本番は8割程度でした.

 

倫理・政経:倫理については過去問、学校配布のテオーリア、予想問題がほとんどです.問題を解いて資料集で毎回確認していました.政経については過去問と予想問題がほとんどです.政経は範囲がとても広く実際学校でも全ての範囲を扱うことは少ないと思います.しかし過去問を解くと割と毎年出る部分が重なっているため過去問を解いて資料集で確認するというのを倫理以上に行なっていました.手応えとしては政治経済が少し難しいと感じた程度で他の教科に比べて模試や予想問題と差がなかったように感じます.本番はどちらの教科も8割程度でした.



・二次試験

数学:特に特別な参考書は使っておらず学校の演習問題や赤本(神戸大の数学15ヵ年)を何周もしていました.神戸大学は基本的な問題が多く、似た問題も時々出題されているため一度解いた問題を確実に解けるようになることが大事だと思います.数学はなるべく得点を取りたい科目でしたが自分の時は難易度はそんなに高くなかったものの傾向が少し変わったように感じ、全体的に出来が良くなかったと思います.受けた手応えは傾向が変わったことで難しく感じ5.6割あればいいな程度でしたが実際は4割程度しかありませんでした.

 

英語:長文に関しては数学と同様、赤本(神戸大の英語15ヵ年)を何周もしていました.他には文法対策としてVintage 、英作対策として神戸大の英語 合格講座を使っていました.英作対策は自由英作対策がほとんどで参考書を用いて採点基準を確認したり自分の表現よりも良いものを見つけて勉強していました.基本的に英作の採点は自分で行い、本番も自分で穴がないか探す練習を行なっていました.自分が受けた一年前の傾向が大きく変わっており難易度が非常に難しかったためそちらの傾向で来たら諦めようと考えていましたが実際は従来の傾向通りで難易度は長文については簡単でもなく難しくもないと感じました.英作については過去問と比べても書きやすくかなり点数を取れたかなという手応えでした.全体的に過去問よりできたと感じたため5.6割の手応えで実際5割程度でした.

 

化学:これまでの教科は理学療法学専攻のための対策というよりは神戸大全ての学部に共通するようなことだと思いますが理学療法学専攻(保健学科の専攻全て)の特徴としては理科が1科目のみということだと思います.受ける科目は自由ですが化学、生物を選ぶ人がほとんどでした.神戸大学の化学は基本的な問題ばかりで共通テストの勉強をしっかりしていればかなりの得点が取れると思います.使っていたものは共通テストと同様、重要問題集、セミナー、そして塾に通っていたため塾の冬季講習(駿台の大学別直前講座)で配布された過去問を繰り返し解いていました.受けた手応えとしては、理論分野についてたまたま苦手な分野が出てしまったためそれほどいい手応えは得られませんでしたが無機、有機については基本に忠実な問題で落ち着けば問題なく解けたためかなり手応えはよかったです.実際8割程度でした.

 

全体を通して、自分の場合はそれほど多くの参考書を購入したわけではなく、学校で配布されるものを用いていました.しかし、学校のレベルや授業形態はそれぞれだと思うので自分が物足りないと感じるならば実際に手に取ってみて良いと感じたものを信じてやり切ることが最終的には大事だと思います.

これからたくさんの問題を解くことになると思いますが問題を解いているうちに手応えからおよその点数も予測できるようになってくると思います.どの教科も満遍なく点を取れることが理想ですがそうもいかないのでおよその配分を決めておくといいと思います.実際二次試験の化学は受ける前からこの科目だけは高い点を取ると決めていましたし、点数を見れば分かる通りほとんど化学の点数で合格点に達しています.

全ての教科を終えての手応えは合格と不合格半々ぐらいでした.最後まで何があるかわかりませんが自分を信じて頑張ってください!理学療法学専攻でお待ちしています!