【質問者】
るる 2年生 文系 経済学部 大学入学共通テスト・二次試験
【質問内容】
初めまして、高校3年生のるると申します。私は今塾に通っておらず、このまま通わずに受験するつもりです。学校の先生が非常に頼りになるので自分で勉強していくことに不安はありませんが、塾の情報網がないのが心配です。まず、赤本や「15ヵ年」は何月ごろから手を付けはじめ、どのくらいのペースでこなしていくものなのでしょうか?また、先輩方が夏休み〜秋にかけて使われていた問題集なども教えていただければ嬉しいです。とくに古文漢文、英語長文、日本史が気になります。共通テストまで200日を切り、非常に焦っています。どうかよろしくお願いいたします。
【回答】
はじめまして!経済学部2回生のなおみと申します。僕の過去の経験を書きますので受験勉強の一例として見ていただければ幸いです!
では質問していただいたことに回答していきたいと思います。時系列順でセンター→二次でお答えしますね。
夏秋の勉強法とのことですが、僕はセンター過去問は7月ごろから慣れる目的で始めました。塊で各教科を丸ごとやるのではなくジャンルに細かく分けておこなっていました。「今日は17年度と18年度の古文をやろう」というような感じで毎日各教科をバランスよくやっていました。英国は丸ごとやろうとすると集中力が続かないので部分ごとに日で分けてやりました。夏休みおわりからは丸ごと時間を測って80分の時間配分や解く順番など体にしみこませていきましたね。
〇古文漢文の勉強方法ですが古文では過去問とゴロゴという単語帳、参考書は学校から配られたものでまかなえると思います。漢文では漢文早覚え速答法はかなりおススメです!僕は過去問とこの一冊でセンターは十分でした。
〇英語長文は「読む練習」がとにかく必須です。ディスコースマーカーや関係代名詞の修飾関係のチェックなどの文法はもちろんのこと、段落ごとに大まかに内容を捉えて流れを見る(センター英語長文の最終問などによくあった段落まとめの並び替え問題を自発的に行う)等問題を解きながら並行して使うテクニックを磨くことが大事です。すると英語を英語のまま読む、という能力が磨くことができ格段に回答スピードが高くなります。この時期はまだまだ準備期間です、コツコツが大事です!
学校で出される課題をやりながら、プラスアルファの参考書としては
長文:「やっておきたい英語長文」シリーズ、「イチから鍛える英語長文」シリーズ
文法:ポレポレ英文読解プロセス50、ドラゴンイングリッシュ
などをメインで使っていました。
〇日本史は教科書をひたすら読み込んで、模試があればそこで間違えた問題を逐一教科書にマーカーと赤ペンで解説の小まとめを書き、教科書の外からでも気に留まるように付箋を貼って、「自分の教科書」を作りました。連動する史実などは「→次の出来事は○○ページ」など書いて明日教科書を見る自分がより明確に追えるように、というのを常に意識していました。見た目がごちゃごちゃになったら良い感じです。単語帳は日本史B一問一答(東進ブックス)で★2以上をしっかり覚えるようにしました。英単語帳と時間を分けてバランスよくコツコツやると良いと思います。
神大二次過去問はセンター直後から始めました。そんなに遅くて大丈夫なの、という気持ちも分かりますが国語と英語は記述形式という大きな壁があるにしても読むという基本的な部分はセンター長文も難しいことに変わりないので読む鍛錬はしてきています。後は学校の国語の先生に頼って記述回答のまとめ方を叩き込んでもらいました。数学は、経済学部が数学を重視していることと自分が数学に苦手意識を持っていることから、数学の15か年は出題範囲を調べて絞ってたくさん繰り返しました。センター試験~二次試験の期間で集中して毎日過去問を解いて解き方に順応しました。
この時期の勉強内容は、
〇国語:国語の先生の添削、過去問、神大に類似した他大学入試過去問(九州大、名古屋大、大阪大、大阪市立大等)、単語帳
〇英語:英語の先生の添削、15か年・他大過去問、英作文:「大学入試英作文ハイパートレーニング」シリーズ、単語帳
〇数学:15か年、理系のプラチカ(理系のプラチカの方が難易度が合っています)、
こんな感じでした。
これらはほんの一例なので参考程度に、自分の打ち込めるスタイルを作り上げて行くことが大事だと思います!共通テストという前例のない形に焦る気持ちも分かりますが、落ち着いて、特に夏休みの日々の勉強の積み重ねが絶対に活きるはずなので是非コツコツと地盤を固めていきながら勉強を進めてください!応援しています!